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■スクリーン印刷とは
シルク=絹
シルクスクリーン印刷とは、絹の上にインクを乗せ必要の無い所を乳剤で隠し印刷したい所から消ゴムのような物で(スキージ)こすり印刷物の上にインクを落とす方法です。当然2色印刷なら前の色が乾いてから次の色に5色でしたら5回こする訳です。ガリバン印刷が近いでしょう。現在では、絹は使いません。従ってシルクスクリーン印刷とは死語に近く(癖でシルクとはいいますが)単にスクリーン印刷といわれることが多いようです。世界共通でスクリーン印刷と言ってます。
孔版印刷とは、版にインクを付けて印刷するのではなく、版自体に穴をあけそこからインクを擦りつける印刷方式です。
シルクスクリーン印刷では、絹・ナイロン・テトロンなどの繊維あるいはステンレススティールの針金などで織ったスクリーンの目を利用 します。まず、スクリーンを枠に張り、四方を引っ張り緊張させて固定し、その上に手工芸又は光工学的(写真的)方法で版膜(レジスト)を作って必要な画線以外の目を塞ぎ版を作ります。
次に、枠内に印刷インクを入れ、スキージと呼ぶヘラ状のゴム板でスクリーンの内面を加圧・移動します。
するとインクは版膜のない部分のスクリーンを透過して版の下に置かれた被印刷物面に押し出されて印刷が行われる、という仕組みです。
つまり、スクリーンの目をうまく利用した孔版印刷の一種といえる訳です。
ガラス、プラスチック、合成樹脂、金属、布等、ほとんどどのような素材にも印刷ができるので紙以外に印刷する必要がある場合によく利用
されています。
もちろん紙に印刷することも出来ます。
また、平面ばかりじゃなく瓶やコップのような円筒形円錐形・曲面にも印刷できるのが大きな特徴です。孔版印刷に分類できるものとしては他に、謄写版印刷や友禅・小紋の絵付きに用いられる型紙捺染などがあります。
また、ガリ版も孔版印刷です。最近では「プリントごっこ」のような家庭用簡易印刷機が有名ですが、これも孔版印刷の原理を利用した一種のスクリーン印刷といえます。
■スクリーン印刷の特徴
ほとんどどのような素材にも印刷ができ、平面ばかりじゃなく曲面 にも印刷できるのがスクリーン印刷の特徴ですが、これらはおもに次のような性質によるものです。
1.印刷されたインクの層が非常に厚いインクの層の厚さは凸版で数ミクロン、凹版で十数ミクロンであるのに対しスクリーン印刷では数十から100ミクロンくらいの厚みがあります。この事はインクの隠蔽力が非常に強いことを示しています。そのため、例えば真っ黒な紙に真っ白に印刷することも可能となるわけです。
2.あらゆる種類のインクが用意されているインクの種類も非常に多く、そのため中には外見上見分けにくいものもあります。誤って用途以外のインクを使用しないようにせねばなりません。
3.印刷の版面が柔軟である印刷の版面が柔軟であるからこそ曲面印刷も可能となるわけです。 実際、版はテトロンなどの布であり大変柔らかいのです。
4.印刷圧が非常に少ない印刷圧が小さいためにコップなどデリケートな素材に対しての印刷が 可能になります。また小数部を手刷りで印刷する場合では、印刷圧はほぼ自由に調整することが出来ます。
■スクリーン印刷の利用
以上の性質からシルクスクリーン印刷は、凸版・平版・凹版などではまず不可能な印刷も簡単に行うことが出来、いろいろな分野で利用されています。
例えば、屋外の表示板・ポスター・ディスプレイ・各装飾などの商業美術分野、プリント配線・各種銘板・計器の目盛り・厚膜ICなどの工業関係分野などです。
<シルクスクリーン印刷の製品例>
・商業製品:ポスター、ステッカー、看板、POP、ディスプレイ、旗、標識など
・生活用品:玩具、文房具、カバン、Tシャツ、化粧品容器、漆器、陶磁器、 ガラス器、シールなど
・工業製品:ネームプレート、計器の目盛類、プリント回路、厚膜IC、液晶ディスプレイなどあらゆる印刷の分野で無限大の可能性を持っているのがスクリーン印刷です。
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